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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第2章 幸せの時間


仕事中は俺もオイカーくんも
姫凪とはほぼ
関わる事はないまま
忙しなく時間が流れて行く

「オイカーくん
これ、どう思う?」

「そうだねー…
予算掛け過ぎじゃない?
絶対クレーム来るよ、こんなの」

「ハッキリ言うねぇ…
じゃあチョット修正しますかね」

有意義な会議が進む中
たまに資料や飲み物を運んだりするのは
他の事務の女の子で
たまに忙しそうに
通り過ぎる姫凪に
オイカーくんが振り返る事はなく

「クロちゃん
これどういう事?」

「あぁ、スマン。
それは前年度の…」

仕事を進めたり
アフターファイブの相談したり
そんなオイカーくんに
俺の警戒は薄く薄くなって行く

それが俺と研磨の違う所なんだよな
警戒したまんまで居ればって
思う事になるなんて
その時は考えもしなかった
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