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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第6章 変わるモノ変わらないモノ変われないモノ


「これでも抑えてるんですけどね〜」

ニヤケる俺を更に冷たく見つめて

「俺は仕事に影響さえなければ
何でも良いですけどね
じゃあ、俺は経理課に行ってから
帰宅しますんで」

サッサと出て行く

相変わらずな赤葦に
苦笑いを零しながら
姫凪を待ってると
一人、また一人と
挨拶をして帰宅していく

とうとう最後の一人になった時
姫凪がやっと戻って来た

「どうしたァ?
急に消えるからビックリしたじゃん」

人の目もないしと
姫凪を後ろから抱きしめると

『部長と少し話してたの
鉄朗今日は定時で上がれる?
私もこれ片したら終わりだし
一緒に帰らない?
明日予定ないでしょ?
朝はゆっくりして
昼から買い物でも行かない?』

抱きしめた腕に
戯れついてくる
小さな身体

「明日…?」

『うん、予定ないでしょ?
会議とかも月曜になったって
言ってたし
一緒に居たい…ダメ、かな?』

甘い声が胸に痛い
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