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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第6章 変わるモノ変わらないモノ変われないモノ


「とりあえずはこれで
なんとかなるでしょ
どこで誰が見てるか分からないんだから
ヘンにソワソワしたりしないように
オーケー?」

「オイカーくん…お前…
先を読み過ぎてて
気持ち悪いな…」

「ちょ!言い方!!
ほんっと岩ちゃんみたい!」

「いーじゃん?
俺とも阿吽で」

「絶対嫌だね!
クセモノお断り!」

ゲラゲラ笑いながら
昼からも仕事にせいを出す
たまに日曜日の事を
考えたりして
魂どっかに行ってしまいそうになるけど
それはそれで
相手側にリアルに移ったのか
あの人からの連絡は何もないまま
見合いの日はとうとう
翌日にまで迫った

土曜日の終業時間間近

「赤葦〜
姫凪知らね?
今日珍しく定時だから
一緒に帰ろうと思ったんだけど…」

同じく帰ろうとしてた
赤葦に声をかける

「部長に呼ばれて
部屋を出ましたよ
最近大っぴらにイチャイチャしてるから
お説教されてんじゃないですか?」

眼鏡をケースに片し
呆れ顔で俺を見上げる赤葦
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