第6章 松野チョロ松という男
昨日は散々な目に遭ったわ…思い出すだけで穴掘って埋めたくなる。自分、ではなくカラ松くんを。
あれ絶対気付いてたのに黙っててその上ずっとガン見してたってことでしょ?変態以外の何者でもないわ。やっぱり警察呼んで連行してもらうべきだったかも。
…はぁ。過ぎたことは仕方ない。任意に記憶が消せたら楽なのに。
さて、今日のシフトは深夜からだから、それまで家でまったりしていよう…
いや、でも。
もう6つ子にうちの住所は知られてしまっているから、もしかしたらおそ松くんのように誰かが来る可能性も捨てきれない。昨日も、偶然かもしれないけどバイト先まで知られちゃったし…
一ヶ所に留まっていると逆に危険なのかも。だから今日は、バイトの時間まで街をひたすら練り歩く!悪魔たちが決して近寄らないような場所に行かなきゃ!
そうとなれば善は急げ!レッツ一人旅!