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【おそ松さん】6人の悪魔と愛され幼なじみ

第24章 悩める悪魔どもの集い





数日後。おそ松は再び弟たちを居間に集めた。


「¨アレ¨が無事終了したところで!結果発表いってみよーぜー!!」


「やけにノリノリだな、おそ松兄さん。アレってなんのことだか、僕らまだ聞かされてないんだけど?」


「そこは大人の事情により省略ッ!」「めんどくさ!」


「……結果発表ってことは、順位でもついてんの?」


「さすが一松、勘がいいねぇ♪その通り!1位から6位まできっちりばっちり決まってるよん♪」


「えぇ!そんなの僕やだなぁ」「こっそり兄弟ランキングつけてた奴が何言ってんの?」


相変わらず不満そうな弟たちの様子も意に介さず、おそ松は声高らかに宣言した。


「じゃあさっそく発表します!栄えある1位は!!」


どこからか流れ始めるドラムロールの音。ツッコミ要員のチョロ松とトド松はもはや仕事を放棄して呆れ顔である。


…と、その時。


「……何やってるの?」


「「「「「「(ちゃん)!?」」」」」」


居間にひょっこり顔を出したのは、6つ子の愛する女性であり、今回の騒動の発端ともなった人物だった。


「ど、どうしたの?君自らうちに来てくれるなんて珍しいね」


「ああ…理由はあるんだけど大人の事情により話せないの」「君まで?!」


彼女はトド松の元まで歩み寄ると、そっと手を差し出した。


「え?ちゃん?」


「あの…トド松。今から私とデートしない?」


Σ「へ?!///」「「「「「!!?」」」」」


トド松は彼女を見上げながら顔を赤らめ、対する他の5人は真っ白になっている。


「ど、どういうこと?これなんのご褒美!?」


「だめ?」「い、いやいや、だめなわけないよ!うん、行こうデート!行こう行こう!」「ありがとう」


二人が連れ立って家から出ていく。残された松たちは放心状態。


「…ちょ、待って。まさかトド松が1位なの…?」


「…ありえない…ドライもんのくせに…」


「…信じたくないが…」


「うぅ…トッティ…」


各々が悲しむ中、おそ松だけは首を傾げていた。


「あれー、おかしいな。なんであいつから………






あ、なるほどそういうことか。頑張れトッティ♪」






長男が見せた悪魔の笑みに気付く者は、誰もいなかった…―






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