第4章 松野おそ松という男
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同日夜、松野家。
「…で、どうだったの。まぁなんかボロボロだから結果は目に見えてるけどね」
「いやぁおっかしいな〜、俺すっげー紳士だったのにぃ〜。ちゃんったら見る目がないんだもーん」
「ちなみに聞くけど紳士なおそ松兄さん。一体彼女にどんな告白したわけ?」
「セ○ロス前提にお付き合いしてください!って言ったらバズーカで撃たれた!」「バカなの?!」
「どこが紳士だよ!昨日は初対面でラブホに誘うし、下心丸見えすぎだからね?!それじゃ彼女も引くに決まってるだろ!」
「引くどころか殺されかけたってのー。ま、ちょい強引に迫ったら顔真っ赤にして狼狽えてたし、脈はあると見たよ俺様は!最後の最後に鉄拳制裁食らってダウンしちゃったけどね☆」「だめじゃん!」
「……ちっ、やっぱりクソ長男には荷が重かったか。次誰?」
「ハイハイハーイ!僕!僕行きたい!」
「いやさすがに奇跡のバカの次にとにかく明るいバカを行かせたらバカのダブルコンボで彼女がダウンしちゃうから!十四松はもう少し後ね!」「あい!」「あ、言えばやめてくれるんだ…」
「となるとー…ここは無難に僕が一番妥当じゃない?女の子口説くのは十八番みたいなもんだしさ♪」「…俺たちと同じく童貞こじらせてるくせによく言うよね」「キィィ!闇松兄さんは黙っててよ!」
「フッ…いよいよ俺の出番がやってきたようだな…」「今の流れのどこでそう感じたの?!」
「いいじゃん、兄弟順っつーことでここはカラ松に行ってもらおうぜ?」「兄貴…!」「えー」ブーブー
「そんで盛大に爆死してもらうか!もしくは自爆!」「「「「いーねー!」」」」「…え?」
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