• テキストサイズ

【おそ松さん】6人の悪魔と愛され幼なじみ

第22章 恋慕と嫉妬【チョロ松】※





夢を見た。幼い頃の私と6つ子が出てくる夢。


年齢は3〜5歳くらい。近所の公園でかくれんぼをして遊んでるんだけど、私だけ誰も探しに来てくれなくて。


これがまた過去を忠実に再現してるのよね。まだ人を疑うことを知らなかったから、ただじっと待ってた。わざと放っておかれてるとは知らずに。


そんなに大したところに隠れてたわけじゃない。所詮幼子だから、せいぜい遊具の陰に隠れるのが限界。パンダの乗り物の横に座り込んで、まだかなまだかなとうきうきしながら待ってたのよね。見つかっちゃいけないのに、見つかるのを期待してた。


でも、1時間、2時間と待っても鬼はやってこない。やがて日が暮れて肌寒くなってくる。夢なはずなのに、過去の記憶も相まってやけにリアルだ。


この後は…どうなったんだっけ?誰か来てくれたのか、それとも夜まで放置されたのか…忘れちゃったな。


辺りが暗くなる。ああ、夢もここで醒めてしまうのか、と思ったその時。


「ちゃん」


私の名前を呼ぶ声が聞こえた…気がした。






***


/ 278ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp