第18章 甘い甘い蜂蜜のような【トド松】※
「やんっ!あぁんっ!あっあっ…も、らめ…ぇっ!///」
「ッ…は、ぁ…!くっ…!///」
二人同時に絶頂を迎え、彼が自身を引き抜いて自由になった途端に、私は力なく床にへたり込んでしまった。
「は…ぅ…はぁ、はぁ…///」
「だ、大丈夫、ちゃん…ごめん、優しくできなくて…」
「トド松…」
同じように座り込んで心配してくれる彼が愛しく感じて、私は自ら抱き付いて触れるだけのキスをした。
「…!///」
「……トド松。疲れちゃったから、残りのホットケーキはあなたが作ってね?」
「えっ…///う、うん、分かった…///」
いたずらっぽく笑ってから、真っ赤になった彼の頬にもキスをする。さっきまであんなに積極的だったのに、私からされると狼狽えちゃうんだ。
また1つ、彼の新たな一面を見つけたかもしれない―。
***
無事にできあがったホットケーキに、バターと蜂蜜をたっぷりかけて口に運ぶ。
「ん…おいしい!」
甘さが口の中いっぱいに広がって…焼き加減も上々で、ふわふわで最高!
「わぁ、すっごくおいしいよ!僕こんなにおいしいホットケーキ、初めて食べたかも!」
「ふふ、それはちょっと大げさなんじゃない?」
シャワーを浴びてから少し休憩をして、その後に彼が作ってくれたホットケーキ。
人生で一番、とまでは言わないけど、確かにいつもよりおいしく感じる。…幸せな気分だからかな?
「蜂蜜も甘くておいしいでしょ?これ、私のお気に入りなんだ」
「うん、おいしいよ。…でもこの蜂蜜より、君とのキスの方がもっと甘かったなぁ、なんて♪」
Σ「///!そっ、そういうことはいちいち言わなくていいから!」
***