第2章 六つ子は朝が弱い。
事務所のトレーニングルームに音楽と、靴がフローリングをこする音が響く。
『さぁ、笑おう君に捧げる
懇親のギャグ
仕事忘れてはじけましょう
愛想笑いは
一番傷つく…』
お「んあー、ごめん。『一番傷つく』とこミスった…」
と「もー、おそ松兄さんその言い方辞めてよー。」
ち「ふぅ、そろそろ休憩にしようか。」
私は、カチっと音楽プレーヤーを切った一松に猫柄のタオルを手渡す。
「はい、お疲れ様。」
い「ん、ありがと…ふぁーーー。」
タオルを受け取りながら大きなあくびをこぼす一松から、全員にあくびが移っていく
「…今日はみんなお疲れ様だねー。んじゃ、パッパとミーティングしちゃおっか。」
六つ子「あーい。」
タオルと飲み物を持って6人が部屋の後ろの、ホワイトボードの前に集まった。