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【アイナナ/R18】Melody.【九条天】

第9章 8 Melody.〜天side〜




次の日。
明日がの番組収録との事で、ボク達は出来るだけ彼女をフォローしていった。


ただし生放送のみ。
今発生している批判を少なくする事、これを優先して。

そうすれば、明日集中して臨めるだろうから。



「TRIGGERの皆さん、ありがとうございました!いやー毎度毎度凄いパフォーマンスですね九条さん!」

「ありがとうございます」

「ところで少しお聞きしたい事があるんですがよろしいですか?」

(の事でしょう)
「はい」

「ありがとうございます。早速ですが、今話題になっている小鳥遊事務所のさんについて……TRIGGERのみなさんはどのように思っていらっしゃいますか?先ず八乙女さん、お願いします!」

「あいつは脆くて弱々しい。けどアイドルに対しての情熱は半端ないぜ。俺は気に入ってる」

(……は?)

「十さんはどうでしょう?」

「彼女はとても良い子です。前向きに前を見つめて頑張ろうとしてる。デビューしたら、きっとみんなも俺と同じ気持ちを抱くと思います。応援してあげたいってね」

(この人達は何言ってるの……)

「では九条さんは?」

「ボクは……」



今日はこの音楽番組で仕事は終わり。
話題性があるからって質問してきたのは、予想していたから別にいい。

けど楽と龍が突然妙な言い回しで回答した事で、ボクの眉がピクリと動いた。


をフォローする件については、なんとか社長とマネージャーを説得。
その後の話し合いで、それぞれなんてコメントをするか整理して決めていたのに……この人達はいきなり変更してきた。


アドリブ?
こう言った方が伝わりやすい?


だとしてもおかしすぎる。


まるで……に会ってきたような言い方だ……。

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