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【アイナナ/R18】Melody.【九条天】

第7章 6 Melody.〜天side〜




ボク達が出演した番組が放送された翌日。
こちらもこちらで朝から騒ぎになっていた。



「天、こっち来いよ」

「朝から何?」

「ちょっとこれを見てくれ……」



事務所に顔を出すなり、楽と龍はボクにスマホを見せてきたのだが……


開いていたのは……がこれでもかってくらいに叩かれているサイトだった……。



(酷い……)
「……なんでこんなものボクに見せるの」

「俺らも関係してっからだよ。あの番組に出てたんだからな」

「彼女……きっとショックを受けてるよね……」



デビュー前のくせにRe:valeとTRIGGERを使って名前を売るなんて最低。
女だからって許されると思ってるの?
身体でも売ったんじゃね?
Re:valeとTRIGGERを利用すんな!
ファンなんか1人もつかねぇよ。
あんなクズは死ねばいい。
デビュー前に消えちまえ!


画面を何回スクロールしてもこんなのばかり。
見ていると、テレビの影響は大きいんだって改めて思い知らされる。


けどの事を考えると心配だ。
1人で膝を抱える姿が目に浮かぶ。



「百さんと千さんもこの件知ってたよ……。勝手に名前を出したオレ達のせいだから、全力で彼女をフォローするって……」

「それにRe:valeに頼まれた。俺達にも協力してほしいってな」

「……そう」

「彼女をフォローしよう。このまま放っておけないよ……」

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