第6章 5 Melody.
「ちょーっと待ったー!!それ本当か?のマネージャー!!」
(えっ……?!)
「三月さん?!それにナギさんまで……」
「Hi マイガール。ワタシ達が来たからにはもう安心です」
結構な勢いで扉を開け参上した三月さんとナギさん。
どうやら私を心配して来てくれたらしい。
それは嬉しいんだけど……
「な、なんなんですか和泉さん、六弥さん」
「さっきの!本当かって聞いてるんだよ!」
「ワタシのを怖がらせたら許しません」
「ってナギ……はお前のじゃねぇよ?」
背の高いマネージャーとナギさんに混じって仁王立ちしている三月さんが可愛い。
チマっとしていて可愛い。
言ったら怒られそうだから黙っておくけど。
「さっきも言いましたが、おれは何もしませんよ」
「じゃあ証明しろ!」
「しょ、証明ですか?一体どうすれば……」
「今ここで……彼女をワタシのガールフレンドにしてください」
(ガ、ガールフレンド?!)
「ちょっ……ナギさん……!」
「ばか!!何言ってんだよお前は!」
……めちゃくちゃだ。
私の好きな人は天だってナギさんわかってる筈なのに。
マネージャーも困っているみたいだし……ここは私がちゃんと止めに入らないと。
「わっ、私は大丈夫ですから!!ねっ!!」