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【アイナナ/R18】Melody.【九条天】

第24章 23 Melody.




リラックス––––。


正直そんなの無理だと思った。
撮影ではどうしてもナギさんと近寄らなければならない。


でも「仕事なんだ!」って自分に言い聞かせて、本当にナギさんをここなだと思いながらやったら……結構自然に振る舞うことが出来た。


しかし……



「お疲れ!いい絵が撮れたよ!ありがとうさん!」

「い、いえ!こちらこそ貴重な経験ありがとうございました!……あっ!!」
(しまったマネージャー……!)



私は誰にも相談せずにモデルをやってしまったのだ。


こういう事は一度マネージャーや事務所に話を通すもの。
なのに許可を得ずに臨んでしまった。


……冷や汗もんである。



「、どうしました?」

「あ……い、いえ!なんでもないです!」
(大変っ……連絡しなきゃ!)



事後では遅いけど黙っておくわけにはいかない。
もしダメだと言われたら、今この場で監督やナギさん、そしてスタッフさん達に謝らなければ。


何やってるんだ私はと、自分の軽い行動に対して怒りを覚える。



「すみません、ちょっと電話します……!」
(絶対マネージャー怒るよねっ……)

「OH、九条氏ですか?」

「ち、違います!マネージャーです!」

「マネージャー……?」

「はい!すみませんが失礼します……!」

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