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【アイナナ/R18】Melody.【九条天】

第21章 20 Melody.〜天side〜




(……早く出て)



一度に何通も届いたメッセージを読んだボクは直ぐさま彼女に電話をかけた。
別に改めて聞きたいってわけじゃないけど、こういうのは直接言うべきだと思ったから。


しかしはなかなか出てくれない。
今さっきまでラビチャを送ってきていたくせに。



「はい……!もしもし!」

(やっと出た。けど……)
「随分と騒がしいね」

「あっ、すみません……!なんかちょっと大変で……あ!」

「……何?」

「あはははは!!てーん!!はいさーい!!ははは!!」

「バッ……!お前はなんでいつも呑み過ぎんだよ!!」

(この声……龍と楽?)
「ねぇ、そこは寮?」

「は、はい!そうなんですけど……」

「……なんで2人がそっちにいるの」

「それが……」



……以下は彼女の話をまとめたものだ。


寮に帰り食事をして、お風呂に入った後自室へ向かった。
仕事関係の話だからと変に緊張しながらボクにラビチャを送る。

するといきなり玄関付近が騒がしくなった。
気になって行ってみると……そこには既に出来上がった龍と、肩を貸してる楽の姿。
騒ぎを聞きつけたIDOLiSH7も全員集まってしまい収拾がつかない状態。


……だそうだ。

なんとも微妙なタイミングでかけてしまったなと思うものの……何故2人がそっちにいるのだろうか。

ボクには全くわからない。



(……それより今の龍は危険人物)
「」

「は、はい!」

「2人を縛り上げといて」

「えっ、縛り?!な、縄なんてあったかな……」

「なんでもいい。とにかく2人を逃さないで」

「あ、ありました九条さん!縄!」

(……探したんだ)
「ならそれでグルグルに巻いて。キツめにね」

「わかりました……!でもどうして……」

「いいからキミは2人を拘束して。……ボクが着くまで解放しない事」



◆20 Melody.END◆
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