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【アイナナ/R18】Melody.【九条天】

第17章 16 Melody.〜天side〜




「キャー!!」

「Re:valeよー!!」



「海なんていいんじゃないか?近くにあるしね!」と言った龍の提案を却下した後始まったサマフェス。

大きな音と共に煙が上がって、Re:valeが堂々とステージに登場した。


この派手な演出のおかげで、ファンのテンションは初っ端からマックスだ。



「みんな!この暑い中来てくれてありがとう!!今日は最後まで盛り上がっていこう!!」

「倒れないでちゃんと着いてきてね」

「キャァァァァ!!」



ボクも結構気分上がってる。


身体に響くベースの音
エコーがきいたRe:valeの歌声
ファンの黄色い声に揺れる会場


どれをとっても興奮材料になる。



「やるじゃねぇかRe:vale!一気に会場を熱くしやがった!」

「百さん達も楽しそうだ!」

「ボク達の時はもっと熱くするよ!」

「当たり前だ!!ははは!」



それは楽と龍も同じ。
無邪気に笑う2人の姿はまるで子供みたい。

心からライブを楽しんでいるようだ。


そんな2人と一緒に歌える事、ボクは誇りに思ってる。



「そろそろオープニングトークだ!楽、天!」

「ああ!」

「行くよ!」

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