第17章 16 Melody.〜天side〜
「キャー!!」
「Re:valeよー!!」
「海なんていいんじゃないか?近くにあるしね!」と言った龍の提案を却下した後始まったサマフェス。
大きな音と共に煙が上がって、Re:valeが堂々とステージに登場した。
この派手な演出のおかげで、ファンのテンションは初っ端からマックスだ。
「みんな!この暑い中来てくれてありがとう!!今日は最後まで盛り上がっていこう!!」
「倒れないでちゃんと着いてきてね」
「キャァァァァ!!」
ボクも結構気分上がってる。
身体に響くベースの音
エコーがきいたRe:valeの歌声
ファンの黄色い声に揺れる会場
どれをとっても興奮材料になる。
「やるじゃねぇかRe:vale!一気に会場を熱くしやがった!」
「百さん達も楽しそうだ!」
「ボク達の時はもっと熱くするよ!」
「当たり前だ!!ははは!」
それは楽と龍も同じ。
無邪気に笑う2人の姿はまるで子供みたい。
心からライブを楽しんでいるようだ。
そんな2人と一緒に歌える事、ボクは誇りに思ってる。
「そろそろオープニングトークだ!楽、天!」
「ああ!」
「行くよ!」