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【アイナナ/R18】Melody.【九条天】

第14章 13 Melody.




しかし私の悲鳴はまだ出るのだった。



「えぇぇぇっ?!マ、マネージャー……今なんて言いました……?!」

「ですから、IDOLiSH7とRe:vale、TRIGGERも出演しますと」

「えぇぇぇっ?!」

「っ……少し黙って下さい!!そんなに大声出してたら、おれにのど飴あげる前にあなたが舐めるハメになりますよ!!」



女性アイドルからは私と、今人気のある人達が2組程。
男性アイドルからはIDOLiSH7、Re:valeさん、TRIGGERさん。


IDOLiSH7と聞いた時点では「みんなと同じステージに立てるなんて……」
Re:valeさんと聞いた時は「次こそは失礼のないようにしなくちゃ……!」

そう思ったのに……

TRIGGERさんと聞いた時は一瞬でドキッとして……何も考えられなかった。

高鳴った胸は今でもバクバクいっている。



(ウソっ……)

「そこでさんには新曲を覚えてもらいます」

「……え?」

「この前披露したデビュー曲のカップリングです。曲調はガラッと変わってバラードですよ」



「これです」と、デモテープを流し始めたマネージャー。
デッキから聴こえてきたのは、デビュー曲とは全然違う切ないラブソングだった。


同時に手渡された歌詞を目で追いながら聴く私は……ある事を思う。



(これ……今の私みたい……)



◆13 Melody.END◆
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