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【アイナナ/R18】Melody.【九条天】

第11章 10 Melody.〜天side〜




ボクが楽と龍に手足を拘束されたのは、丁度が局入りした頃だった。



「2人はこの後どうするの?」

「えっと……お、俺達はこれから……」

「……まさか男同士でデート?」

「あっ、いやそのっ……」

「……気持ち悪い」

「デートじゃねぇよ!龍、お前もちゃんと否定しろ!」

「ご、ごめん……」

「とにかくやるぞ!一気にいけ!」

「あ、ああ!」

「は?何言っ……ちょ……っ」



……油断した。
特に楽には朝からずっと警戒していたのに。

だけど体格の良い2人に押さえつけられたら流石に逃げられない。


大人のくせにやる事が幼稚だなんて……もはや呆れてくる。



「よし、これで逃げられねぇだろ。行くぞ」

「……行かないって言ったでしょう」

「まあそう言わないで。担当スタッフも見学許可出してくれたんだから」

「そんなに行きたいなら2人で行きなよ。その代わりボクの手と足を解放してから行、」

「お前は強制なんだよ。おい龍、こいつの足持て」

「わかった!」

(……何これダサ)



抱かれたい男No.1とエロエロビーストに運ばれて行くボク。
こんな格好……誰にも見られたくない。

袋詰めにされた方がよっぽどマシだ。


けど身体が不自由では暴れても逃げられないし……ここはもう諦めるしかない。



(……後で覚えてなよ)

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