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あなたへ

第5章 きみへ


その日の午後の授業はまるまる講演の時間が当てられていた。

「うっわー。だっる。」

「そうそう!まだ授業の方がいいじゃん」

「えー?そう?私は講演の方がいいなー」

「蒸れるー」

ざわざわとした体育館。熱を帯びた人々。

「それでは講師の先生を紹介します。百夜修太郎先生です。」

ぼんやりと拍手しながらその人を見る伊月は、ゾワッと嫌なものを感じた。
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