第4章 ストーカー!?
最近誰かから、視線を感じる。
後藤がはっきりとそうかんじたのは、昨日の午後のこと。怪我のため仕事に行けず部屋にいると、誰もいない筈なのに何故か視線を感じた。
(伊月だな。あいつも子供みたいな真似しやがって。)
「お?誰かいんのか?・・・・あれれー、ここじゃねぇのか?じゃあ・・・・・ここだぁぁーー!!」
笑いながら、麩を勢いよく開けた。そこには、少し驚きながら、照れ笑いをした伊月が・・・・
いなかった。
「あれ??」
「ただ今帰りましたー。後藤さん、大人しくしてましたかー?」
伊月が玄関から入ってきた。
「・・・・・伊月??じゃあ、さっきの気配は・・・・・」
(ま、まさか・・・・・幽霊!?)