第10章 ミミズクの巣と妖怪の笑み
「・・・ハイ着いたよ」
菅原さんのお店からまた少し車を走らせたら、梟谷の社長さんのおうちに着いたんだけど・・・
『えっ…ココ?』
「うん、ここ」
そこは、目の前にそびえ立つ大豪邸
昔見ていたボンボン4人組の俺様天パ野郎が住んでいた家みたいな・・・
『あの…梟谷ってなんの会社何ですか?』
「1番は芸能かな、プロデュースとか事務所とか…Emperor Owlって知ってる?」
『あっ…よく知ってます』
「ちなみにさっきのMotherも梟谷の所属だよ」
『えぇ!?それって結構なお金持ち!?』
「だからそういってるじゃん…」
と言いながら、大豪邸の入り口に到着
中から執事さんみたいな人が出てきた
「お待ちしてました。及川様、岩泉様。」
「どーも」
「木兎…サマがお待ちでございます」
執事服を着たニコニコした人とちょっと眼付きの鋭い大きい人
なんか社長さんの名前言うとき顔が渋った気がするけど・・・
「じゃあ、行こうか夜琉ちゃん」
及川さんはそう言ってあたしに手を伸ばしてきた
あたしは渋々手をのせた
「じゃあ俺たちも」
「はい…」
岩泉さんと国見さんは何やら仕事モードだった
怖い顔してたし・・・