第8章 ドSモデルと男の娘アイドル
「ココ結構いいね~」
『うん、そうだね』
あたしたちが通されたところは、前来た時に黒尾さんが堅気の人達をボコ…うん、ボコボコにしていた場所・・・
縁起悪いし居心地も悪いわ・・・
少し待っていたら、あたしが頼んだアップルパイ以外が出てきた
友達といただきまーすと言いながらケーキを食べる
「ん~、おいしいココのケーキ!!」
『ん、確かに!!』
と、あたしは大好きなショートケーキを食べながらちょっと感動していた
この前の海さんのカルボナーラもおいしかったし、ここの人達料理上手すぎる
すると、「おまたせしました・・・」と店員さんがアップルパイを持ってきてくれた
『あっ、ありがとうございま…あっ!!』
「えっ…あっ…君…」
『えっと…弧爪さん!?』
それはあの時、帰り際に会った黒尾さんの友達?の弧爪さんだった。弧爪さんは黒いエプロンを着ていてちょっと長めの金髪を一つ縛りにしていた
「あっ…久しぶり…」
『おっ…お久しぶりです』
「えっ!?知り合い?」
『うん、ちょっとね』
と、ちょっと気まずい雰囲気だった
実際弧爪さんとはあまり話してないし、お互い黒尾さんを通して知っているくらいだし・・・
「ん…じゃあ、ごゆっくり…」
といって、弧爪さんは厨房へ戻って行った
友人からは、あの人とどういう関係?という質問攻めにあったけど友達の友達と言ってごまかしたけど、やっぱりしつこい・・・
その後あたしたちは、ケーキを完食して少し世間話をしてから解散した。
その後、あたしは仕事のためにあのホテルに向かった
今日はどんな人が来るのかな~とちょっと楽しみにしながら・・・