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いい子悪い子、愛しい子 《ハイキュー!!》

第35章 黒猫と決戦前夜


黒尾さんちのお風呂は結構大きい。高層マンションだからかもしれないけど、鏡も大きくて湯船も大きいから黒尾さんが足伸ばしてもあたしと一緒に入っても大丈・・・って!!
そんなのはどうでもいいっての!!


やっぱり話すタイミングが見つからない。


いっそ軽く『明日及川さんとちょっとお話してきます』とかの方がいいのか?
・・・いや、軽すぎて逆に殺されそう

『及川さんにお呼ばれしました。』
・・・お呼ばれってなんだ?

『明日、及川さんと戦ってきます!!』
・・・一番無難かもしれないが、でも納得はされないだろう


はぁ・・・どうしよう



「おい、シャワー出しっぱなしにするんじゃねえ」


『うぉ!!』


「変な声出すな、響く」


シャワーをかぶりながら考え事をしてたから、いつの間にか黒尾さんが入ってきてた。

黒尾さんとは結構お風呂入ってるから慣れてもいいはずだけど、まだ慣れない・・・だって綺麗すぎるから

男なのに白くて綺麗だけど、筋肉もちゃんとついててあの身体に抱きしめられたり・・・////


「ん?お前顔赤いぞ?のぼせたか?」


『いっ…いえ』


「…んだよ、俺の裸見てコーフンしてんのか?何度も見てるくせによ」


『べっ…別に』


「お前は別にでも、俺結構コーフンしてる。」


『えっ…ッ!!』


シャワーを頭からかぶってびしょびしょの身体を抱き寄せて、黒尾さんはあたしにキスをした。

濡れまくったあたしの髪を撫でながら頭を抱えちょっと冷えてる腰にも手を添えてシャワーからの水滴かあたし達の唾液か分からない水音が音の響く浴室にこだました


「お前の身体、いつ見てもいいよな。…全部欲しくなる」


『ほっ…欲しくなるって、いつも勝手に持ってくじゃないですか…』


「…じゃあ、今日も貰っていいよな?全部」


スルスルと腰回りをいじくるもんだからあたしの身体はまた意識に反して硬くなる。

「ダメか…?」っていう黒尾さんの低い声があたしの耳と浴室に響く。その声も大好きだからあたしはフルフルと首を横に振った。



それを見た黒尾さんがニヤッとしたのは言うまでもない



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