第34章 月明り
自分でなんか触ったことないけど、ココ自分で触ってもちょっと反応しちゃうんだ・・・なんて考えながら膣の中に指を忍ばせる。
グチュ…って変な感じがして急いで指を引き抜いてみると指に白いものがついていた。
あぁ・・・天童さんの・・・
『・・・ッ!!』
そう考えた途端、あたしの頬をシャワーからのお湯じゃない何かが流れた。涙だ・・・
ナカに出されるなんて初めてだったし、どうしたらいいか分かんないし・・・黒尾さんになんて言ったらいいのかも分かんないし・・・どうしよう、頭混乱してる
あたしはシャワーに紛れて大声で泣いた。
黒尾さんに話しちゃったら必然的に明後日・・・じゃなくて明日のことも話さないといけなくなりそうで、そしたらあの人達何するか分かんないし・・・
一頻り泣いてから、あたしは髪を乾かしてテキトーに服を着た。今日暑いしTシャツとショーパンってすごいラフだけど、ラクだし・・・産婦人科行くだけだしね
『じゃあアイ、行ってくるね』
愛猫のアイを撫でてあたしは外に出た。
・・・暑い