第30章 白鷲の交渉
「・・・それ聞いちゃう?」
『き…聞いちゃいます!!!』
京治さんはあたしの答えを聞いてから、いつ買ったか分からないけど京治さんは買ったコーヒーを一口飲んだ。
そして、コッチを見ずに話し始めた。
「…俺とあいつは、5年前まで一緒に殺し屋やってたんだ。井闥山の佐久早と」
『へぇ~…ん?』
殺し屋?ころしや…korosiya…!?
『ぅええ!?なん…なんで、そうなんえすか?!?』
「ハハハ、夜琉ちゃん落ち着いて。」
『落ち着ける訳ないじゃないですか!!殺し屋って…』
京治さんが言うには・・・
京治さんと白布さんは、5年前まで佐久早さんと共に殺し屋グループを作って闇組織からの汚れ仕事を請け負っていたらしい。
でも5年前に佐久早さんが白鳥沢に負けて逮捕されてから2人は各々組織に着いたらしい。
『ん~…でも、なんで白布さんは白鳥沢に着いたんですか?佐久早さんを倒した敵ですよね?』
「賢二郎は、常に強い者のいる場所を求めていたんだ。強い人に着きたいという欲が俺達の中で強くてな…それで白鳥沢に入ったんだ。」
『へぇ~…』
白布さんらしいと言ってしまえばそれまでだけど、なんか意外だとも思った。なんか彼こそ誰とも接さずに単独行動が好きだと思ってた。
「あっ、あとあいつ殺すことに関しては俺より優れてるからね」
『あっ…そおですか…(いらない情報だよ…)』