第5章 ダンサーのお悩み
『へっ…あの…セッ?』
「あっ、ごめん日本語間違えた。君さ、恋したことある?」
『恋…ですか?いや…ないですね。初恋と言う初恋も…』
「ふーん、俺さ、モテるじゃん?」
『はっ…はぁ、そーですね…(自分で言うか…)』
急に始まったユージさんのお悩み相談室
セック…ゲフン!!恋したことあるかと聞いてきたということは・・・
『ユージさん、好きな人いるんですか?』
「・・・!!//////////」
あっ、真っ赤になった
分かりやすい人だ・・・
『ユージさんの好きな人ってどんな人なんですか?』
聞いてみると、ユージさんはどんどん顔を赤くしていく
残っていたコーラを一気に飲みほして「おかわり!!!」とコーラを再度おかわりした
それもすぐに飲み干してしまった
「・・・なぁ、ダンサーって恋しちゃいけねえのかな…」
と、急に深刻な顔になった
さっきのセッ…ゲフン、恋の話を始めたときとは全然違う
なんというか、悲しそう・・・
『そんなことないと思いますよ?その人に気持ちを伝えればきっと・・・』
「伝えらんねえよ…伝えちゃいけねえんだよ・・・」
と、言葉を小さくつぶやいた瞬間・・・
「うっ…うわぁあああああああああああああん!!!」
と、大泣きしだした
しかも子供みたいにワンワン泣いてる・・・
あれ・・・?ひょっとして・・・