第24章 怖い・・・
『あの…金田一さん…ッ!!!華夜は…あの子は大丈夫ですか?』
「…あの子は金田一がちゃんと送り届けた。ケガも少し見たがかすり傷だ。少し捻挫もしてたが、大丈夫だ」
『…よかった』
華夜の無事が分かったけど、それでもあたしはあの子と会うのは・・・やめたほうがいいかな・・・
もう、危ない目に合わせたくないし・・・
『…あっ、あの…あたし…』
「心配すんな、お前の命を奪おうなんて思ってねえよ」
『えっ…でも』
「お前、金田一に『殺されてもいいですから』とか言ったろ?そのせいで金田一泣きながら俺んとこ来たぞ?「俺夜琉ちゃんに嫌われちゃいましたかね~…!?」って」
『えっ…』
「及川がお前を殺そうとしてるってことは、俺ら4人と国見しか知らねえんだよ。金田一は何も知らねえからな」
『…はぁ、金田一さんを信用してよかった…』
「…じゃあ俺は、信用してねえのか?」
松川さんが急に立ち上がってベッドに座るあたしを覆うように手を突いて迫ってきた
それで思わず身体が硬くなる
まだ気持ち的に怖いって感覚が・・・