第24章 怖い・・・
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『・・・ん』
気がついたらあたしはどこかのベッドの上だった
白い壁とたくさんの医療器具が置いてあるから・・・病院か?
「おっ、起きたか?」
『わっ!!松川さん!?』
「おいおい、今更驚いてんじゃねえよ。腕は大丈夫か?」
『腕…あっ』
右の肩口が包帯で巻かれていた
そうだ、さっき天童さんに撃たれたところ・・・
「俺がやったから、明日落ち着いたら一回病院行っとけよ」
『えっ…松川さんが!?』
「俺一応医師免許持ってんだよ、医大出てるからな。時々あのクソ妖怪みたいなアホなプレイが好きな輩がいるから従業員とかの応急で治療したりしてんだよ」
岩泉さんから、花巻さんと松川さんは大学に行ったって聞いてたけど医大って・・・すげえ
『…あの、ありがとうございます…』
「いいって。ほれ、飲んどけ。」
松川さんが出したのは、マグカップに入ったち茶色い液体。湯気が立っているからココアかなと思ったけど・・・
「安心しろ、金田一が作ったホットチョコだ。糖分足りてねぇんだろ?」
松川さんが同じものを飲みだした
あたしは、少し疑いながらもそれを口に入れた
『あっ…おいしい』
「だろ?金田一は甘いもの好きな国見によくケーキとか作ってるからな。」
ベッドわきの椅子に座ってあたしの様子を見る松川さん
・・・まだちょっと怖いけど・・・