• テキストサイズ

いい子悪い子、愛しい子 《ハイキュー!!》

第20章 悪い子は、光の中で・・・


「ほい、おまたせ!」


『あっ…ありがとうございます…』


木兎さんに連れられてきた場所は、黒尾さんに言われた控え室ではなく、TV局内にあるケーキバイキングのお店
なぜこんなとこにあるかというと・・・

木兎さんがつくりたいと言い出したから

まぁこのTV局も、木兎さんがお金を出して建てたみたいなものだからこういうところに顔が利くみたいで、ケーキバイキングのケーキをすべて網羅していた


「これ全部俺のおごりな、お前甘いもの好きだろ?」


『そりゃ、大好きですけど…』


「食っていいぞ、俺も食うし!!」


そう言って木兎さんはケーキを手で掴んで食べ始めた
あたしも置いてあったケーキを食べ始めた


『あっ、ここのケーキおいしい!!』


「そりゃそーだ、これ弧爪のとこと同じケーキだからな」


『あぁ、通りで食べたことあると思った』


と木兎さんとケーキを食べていると、お店に設置されていたTV画面にMフェスの映像が流れてきた

ちょうど、日向が歌っていた


『…日向、可愛いですね』


「そりゃ俺が見つけた逸材だしよ!」


『…木兎さんは、人を見る目があるんですか?』


「おっ?まぁな、俺最強だし。日向もツッキーもリエーフも俺が見出したアイドルだ!!あぁ、黒尾もだな」


『えっ!?黒尾さんもアイドルだったんですか?』


「いや…」


木兎さんは、ケーキを食べていた手を止めてあたしの目をじっと見た


「黒尾は別の才能でね、まぁそれは俺のためであったんだけどね…」


『…黒尾さんには、何の才能があったんですか?』


「…それは」


木兎さんは、周りをキョロキョロと確認してから席を立ってあたしの横に座った。
そして、あたしの耳に近づけて耳打ちをした


「・・・―――――――。」


『えっ…』


「安心しろ、あいつはお前を裏切るような男じゃねえ。俺が見込んだ奴だからな」


木兎さんがあたしの頭をポンポンするけど・・・
あたしは、余計に混乱してしまった



/ 457ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp