第3章 夜の女になる
「たっだいま~☆」
「おっせぇぞクソ川!!・・・ってお前誰だそれ」
「この子?さっき拾った子猫ちゃん♡」
『誰が猫ですか・・・』
結局お兄さんに流されてここまで来てしまった
ネオン街の一角にある大きなホテル。
ここには、青城グループが経営していて中に本社があるらしい
その本社室に連れてこられた
「へぇ~、今回の子可愛いじゃん。俺好み~」
と、置いてあったソファからひょっこり顔を出したピンク色の髪のお兄さん
この人もかっこいいわ
「まっつん、この子《ロイヤルサファイヤ》に居れようと思ってんだけどいい?」
「はぁ?俺んとこ?」
今度はテンパのお兄さん。部屋の一角に設置されているバーカウンターでなんか甘いにおいの煙草を吸っている。
あたしは未成年者だけどこんな生活をしているから煙草慣れはしているつもり
「うん、じゃあよろしくね」
『あの・・・あたしに説明はなしですか?』
「あぁ。ごめんね。君が入るのは、うちの風俗の中でも一番高いところ《ロイヤルサファイヤ》。そこでソープ嬢をしてもらうよ」
『えっ…ソープ嬢…』
ソープ嬢ってさ、ピンサロとかよりもやばいことするとこですよね?
無理無理!!やりたくない!!!
『嫌です、ソープ嬢は嫌です』
あたしはNOといえる女
嫌なことは嫌という
「大丈夫だよ、ロイヤルサファイヤはキャバクラみたいな感じでもあるから」
『でも、ヤるんですよね?』
「もちろん♡」
またこの笑顔だよ・・・