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君を俺だけのものにしたい【Mr.FULLSWING】

第10章 子津の場合


いつもなら嬉しい××さんの隣の席。毎日何かしら話していたのに今日は一度も話せなかった。
・・・××さんはいつ告白しにいくんすかね?
人もまばらな放課後の教室で、××さんは廊下の方をちらちら見るばかり。
もしかして昨日の内にもう告白したんすか?それとも今から相手が教室に来るんすかね?クラスメートじゃなくてよかったっす。
僕も一緒になって廊下をちらちら見る。どういう人か気になるようで、でも相手がどんな人か見たくない、複雑な心境。
通りがかる男子みんなが彼氏さんに見えて仕方なかった。

このままここにいたら××さんの邪魔になるっすね。
帰ろうとカバンを持って立ち上がると、××さんと目が合った。
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