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君を俺だけのものにしたい【Mr.FULLSWING】

第7章 家路


クラスメートだったら毎日が辛くなるっすね・・・。子津はそんなことを考えていた。
野球部の先輩でしょうか・・・。と推理するのは辰羅川。
キザトラ先輩だったら殺しちゃる。猿野は眉間にしわを寄せた。
やっぱキャプテンとかだろうな・・・。と諦めモードの犬飼。
まさかこのメンバーにいないよね?兎丸は5人を見上げた。
俺にもっと魅力があったらなぁ・・・。そう卑下するのは司馬だった。

それぞれがネガティブな考えにとらわれ、出て来るのは重苦しいため息ばかりだった。



「そんなに人の恋バナが気になるの?」
暗い空気を察知して、解釈は多少ずれているものの○○は気を遣って言った。
「そりゃあ・・・。」
「まぁ・・・。」
知りたい半分、知りたく無い半分。
言葉を濁らせる男性陣に、どうすればいいのと○○は頭を抱えた。

まぁ、ちょっとぐらいなら・・・。
○○はゆっくりと口を開く。
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