君を俺だけのものにしたい【Mr.FULLSWING】
第7章 家路
「はぁー!?」
「マジで!?」
「好きな人ー!?」
それぞれが思い思いに驚きの声をあげる。
○○はその声に驚きつつも、頬を赤く染めてはにかんだ。
あぁ、可愛いなぁ・・・。
6人が思う事は一緒だったが、はっと意識を取り戻して話を続ける。
「××って彼氏いたんか!?」
猿野の質問に○○は「違う違う!」と慌てて答える。
「彼氏じゃなくてあくまで好きな人で・・・これから頑張って告白するつもり・・・。」
恥ずかしさのあまり語尾が消える○○。
いくら○○が照れようとも、もう6人には「可愛い」などと感慨に耽る余裕はなかった。
誰だ・・・誰なんだ!その「好きな人」って奴は!
6人の心はまた1つとなった。