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君を俺だけのものにしたい【Mr.FULLSWING】

第6章 部活


「テメーらさっきからうるせーんだよ!!!!!」

突如グラウンドに響き渡るぐらいの俺じゃない大声がして、俺は一瞬耳鳴りでくらんだ。


「こそこそ悪口言ってんじゃねーよ!!ぴーちくぱーちくさえずりやがって!!
さっきから黙ってりゃなんなの!?言うならあたしに面と向かってはっきり言いやがれ!!
あと練習の邪魔になってるの分かんないの!?犬飼君、肩身狭そうだぞ!?
犬飼君のことが好きなら犬飼君のことを一番に考えてあげなさいよ!!それでも追っかけか!!」

言い終えた大声の張本人、××は、「動物園の猿かよ・・・。」と舌打ちしながらベンチに座った。

呆気にとられて、俺も女どもも開いた口が塞がらなかった。
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