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君を俺だけのものにしたい【Mr.FULLSWING】

第4章 休み時間


帽子を被り直して教室に戻る。
先生にバレないようにしっかりと、カバンの中にゲーム機を隠した。
没収されたら○○ちゃんとゲーム出来ないもんね。


あ、そうだ。
ゲームで負けた方が、相手より背が小さい事を認めるってどうだろう?
○○ちゃん、ムキになって必死に対戦してくるんだろうな。
でも残念。いくら頑張ったって、僕がちょちょいと倒しちゃうんだ。
くっそー!って悔しそうな顔してふてくされて、でも約束は約束だからって言わせるの。

「○○は比乃君より背が小さいです。」

うん、いいね!
それで本気でふてくされ始めたところを、すかさず頭を撫でてこう言ってやるんだ。

「ちっちゃい○○ちゃん、可愛いね。」

そしたらきっと○○ちゃん、顔を真っ赤にして照れるんだろうなー。
で、また「ふんだ!」とか言ってそっぽ向くの。
後ろからにやにやして頭撫で続けてやるんだから!


○○ちゃんに撫でられた頭にもう一度触れて、僕はこっそり笑った。
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