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君を俺だけのものにしたい【Mr.FULLSWING】

第4章 休み時間


「○○ちゃんもやらない?あの名作の最新版だよ?」
「えっ!?あの入手困難で有名な!?うわーちょっとやりたい!」
ぴょんぴょん跳ねる○○ちゃんの反応があんまり可愛くって、僕の顔がデレデレになる。
ゲーム機を渡すとソフトを見て「わぁっ!」なんて声をあげるところも可愛い。

でもなぜか○○ちゃんはすぐゲーム機を僕に戻して来た。

「あれ?やらないの?」
「やりたいけどほら、休み時間あと10分しかないし。」
近くの教室の時計を見ると、たしかにあと10分ほどだった。
どうしてこう、休み時間って短いんだろう?
「ちぇーっ。○○ちゃんとあと10分しかいられないなんてつまんなーい。」
「やだもう照れるじゃーん!」
べしっと肩を叩かれるけど、嫌だなんて何一つ思わなかった。
照れる○○ちゃんの顔を見るのが、僕は1番好きなのかもしれない。
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