君を俺だけのものにしたい【Mr.FULLSWING】
第4章 休み時間
「うーん・・・やっぱり無理かなー?」
ゲーム機片手に、僕は廊下をうろうろしていた。
今ハマっているゲームはオンライン対戦も可能で、僕は電波を求めてゲーム機を振り回していた。
やっぱり学校に電波は飛んでいないみたいで、ゲーム機は「接続できませんでした」を表示するばっかり。
昨日から結構あっちこっち行ってみたのにな。残念。
そろそろ諦めるかぁーって教室に戻ろうとした僕の目は、別の新たな楽しみを捉えた。
「あー!○○ちゃん!」
「比乃君。」
僕はすぐさま○○ちゃんに駆け寄った。