第7章 道明寺 ルーム
~ 櫻井side ~
しょうがないからメッセージ送ったのに 、返事は素っ気ないし 、遅いし ...
オマケになんだよ 、行ってやってもいいけどって!
俺だって出来れば行きたくねぇよ っ
しかし 、何となくメッセージをやり取りし 、ついに明日 アイツとデートすることになってしまった 。
「 はぁ ... 、気が重い ... 」
そうボソッと呟いてベッドに寝転んだ 。
昨日今日と 色々あり過ぎた俺は 、そのまま深い眠りに落ちていった 。
そして次の日 、目が覚めて携帯を開くと 、約束の10分前 。
「 やっべぇ!殺される ... っ 」
急いで準備するも 、待ち合わせ場所までは 、どう頑張っても30分は掛かってしまう 。
いや 待てよ ... 、アイツ本当に来るのか ?
そう思ってしまった俺は 、急ぐのをやめた 。
「 まぁ 、いなかったらいなかったで ... 」
どうせアイツは 俺のことなんか覚えてない 。
そんな事を考えながらも 、とりあえず 待ち合わせの場所へ向かった 。
30分後 、待ち合わせ場所へ着き 、辺りを見回す 。
「 やっぱり来てねぇのか ... ? 」
帰ろうかと 振り向くと 、誰かとぶつかった 。
「 わ っ 、ごめんなさい っ!」
道「 やっと来たか 、櫻井 」
聞き覚えのある声 ...
恐る恐る顔を上げると 、不機嫌そうな道明寺 ...
道「 俺様を何分待たせればいいんだよ 」
「 えと ... 、寝坊 ... しちゃって ... 」
道「 来い 」
そう言うと 、強引に俺の腕を掴んで引っ張られた 。
「 ちょ 、道明寺さん っ 」
デジャヴ ?
昨日もこんな感じだったよな ...
しばらく腕を引かれ 、ようやく着いたのは 、大豪邸の前 ...
え 、もしかして ...
道「 俺の家だ 、入れ 」
いや 、入れって ...
馬鹿みたいにデカい門を開き 、敷地へ入る 。
そこから 馬鹿みたいに長い道を歩くと 、やっと玄関 ...
これ ... 、いい運動ですよ ...
道明寺が 馬鹿みたいにデカい扉を開け 、中へ入る 。
俺もその後に続いていった 。