第7章 道明寺 ルーム
~ 道明寺side ~
まぁ 、確かに気になるっちゃ気になるけど 、まだアイツの名前すら知らないんだぜ ?
花「 聞けばいーじゃん 」
「 え っ 」
花「 声 漏れてるよ 」
ってことは 気になるっていうのも ...
花「 やっぱ 気になってんじゃん ♪ 」
最悪だ
西「 あ 、司ー 、アイツにお前の連絡先教えといたから 」
「 はぁ ? てめぇ勝手なことしてんじゃねぇぞ 」
美「 まぁ 、2人でゆっくり デートでもしてきなよ ♪ 」
デートって ...
その後も色々と茶化されながら 家に帰る 。
ベッドに寝転ぶと 、テーブルに置いたスマホが鳴る 。
「 誰だよ ... 」
画面には 見た事のない名前 。
櫻『 今日 西門さん 、美作さんから 道明寺さんの連絡先教えてもらいました 。同じ学年の 櫻井翔 といいます 。』
あぁ 、アイツ 櫻井翔っていうのか ...
とりあえず 何か返すか ...
『 そうか 、アイツらが勝手なことして悪ぃな 』
送ってから 30分 ... 、1時間しても返事はない 。
「 なんなんだよアイツ ... 」
なんだか無性にイライラしてくる 。
ただ 返事が返ってこないだけなのに 。
「 あの野郎 、明日ぶっ殺す!」
近くにあったクッションを投げかけた時 、再びスマホが鳴った 。
画面には 待ちわびた人の名前 。
櫻『 せっかくなので 、いつか2人で会えませんか ? 』
きゅ 、急展開 っ ...
さんざん俺様を待たせておいて 、2人で会おう ...
これはあれか 、女がよく使う モテテクってやつか!
こんなとき返事はどうすればいいんだ ... ?
あえて 気にしてないフリ ?
... そうだな!軽い男に見られても嫌だしな!
... って 、完全に恋だよこれ ...
30分悩み 、やっと返事を返した 。
『 行ってやってもいいけど 』
これだ 、これでアイツはキュンときたはずだ!