第3章 佐々倉 ルーム
~ 佐々倉side ~
今までも 同じ事を言われたことは何回もあるけど ...
この人の言葉には 安心感がある 。
気付けば 自分からキスをしていた 。
「 あ ... 、ごめん ... なさい ... 」
大野さんは優しい笑みを浮かべ 、ゆっくりと唇を塞いだ 。
カクテルの甘い味がするキス ...
味わうように口内で舌を絡ませる 。
「 ん ... んん っ ... 」
カクテルのせいか 、目がとろんとしている大野さん 。
大「 ... いいよね ... ? 」
黙って頷いた 。
大野さんは 上着を脱ぎ捨て 、俺の身体をいやらしく撫で回す 。
綺麗な手 ... 思わず見蕩れてしまう 。
大「 ん ... どした ... ? 」
俺の視線に気付いたらしい 。
「 何でも ... ないです ... 」
嘘 ... 、本当は その綺麗な手で 、直接触れて欲しいんだ 。
「 ... 触って ... 」
気付くと 、そう言っていた 。
少し驚いた顔をしたものの 、直ぐに応えてくれる 。
俺の上着の裾から手を侵入させ 、的確に胸の中心を捕らえる 。
「 ん ... っ 」
冷たい手 ... 、いや 、俺が熱いんだ ...
大「 もう ココ膨らんでる ... 」
そのまま上着を顎の辺りまで捲ると 、胸の突起を唇で甘噛みされる 。
「 あ っ ... はぁ ... 」
時々肌に掛かる吐息は 、熱を持っている 。
大野さんが 、ジュルジュルと 音を立てて舐める 。
その音も 、掛かる吐息も 、全てが甘い刺激となって俺を襲う 。
期待に膨らんだ俺のモノが 、大野さんの腹に当たる 。
大野さんがそれに気付いた 。
大「 これ 、なに ... ? コッチも触って欲しい ... ? 」
... わかってるくせに っ ...
「 ... さわ ... って ... 」
胸の突起を口に含んだまま 、手を下半身にずらして ズボンの上から自身を撫でる 。
... ちがう っ ...
「 直接 ... して ... っ 」
大「 ふふ ... 、変態だね ... 佐々倉さんは ... 」
そうだよ ... 、その通りだよ ... っ