好きになったっていいじゃない【アイナナ】R18*完結*
第2章 リハーサル前
「マネージャー!どういう事ですか?」
「あれ?言ってませんでしたか? ライブの最終日にTRIGGERの皆さんが観に来るって」
「聞いていませんよ。どうしてそんな大事な事をきちんと言ってくれないんですか?! あなたはライブを壊すつもりですか?!」
「……ごめんなさい」
「まったく。そんな可愛いか……ゴホッ……とにかく!
うちのセンターの負担になるような事は避けてもらわないと」
「大丈夫だよ、一織……ケホッ……オレはちゃんと最後まで歌えるか……ケホッ」
「りっくん……大丈夫か?」
何を揉めているんだろ?
「なあ里絵……どうしたんだろうね」
「さあ?私にもわかんないけど……」
「ん?」
「どうして天が来ること知ってるの?」
「チッ!」
(まだ覚えてたのかよ)
「!正直に白状しなさい!!」
正直に言っても怒るやん。下手したらラビチャのIDも消されそうだし。
どうやって誤魔化そう……
「里絵」
「な、なに?
(急に真面目な顔になって)」
「今はリハをするべきだと思うんだけど」
「……確かに!!そうだよね!」
……誤魔化せたみたい……だな