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好きになったっていいじゃない【アイナナ】R18*完結*

第2章 リハーサル前


「やっぱり……アイドリッシュセブンは凄い……」


ステージの袖で彼らのパフォーマンスに釘付けになっちゃう。


リハ前はゴタゴタとして、陸くんなんて咳が暫く止まらない状態だったのに。

そんな事なんて微塵も感じさせない歌声。

陸くんの歌声っていいな。


「さん、そろそろ出番です」

「はい!!」


スタッフさんからマイクを受け取ると、ぶるっと背筋が震える。


「!!暴れてこい!!」

「うん!」


里絵が背中を押してくれる。それが私の力になるんだよ。


「行ってくる!」

「頑張って!!」


曲が流れてステージへと走っていくとみんなが笑顔で迎えてくれている。


陸くんとハモッて、環くんとダンスを合わせて……
楽しい!!



お客さんのほとんどはアイドリッシュセブンのファンの人たちだけど、一緒になって楽しんでくれてる!

たまに
「ちゃん、可愛い!!」
「ちゃーん!!」

私を応援してくれる人もいる!!


ありがとう!!
みんな、ありがとうね!!

みんなの声援が直に聞けるからライブは大好き


みんなの笑顔を見ながら歌えるなんて最高だよ!!






「ふーん……わりと良い声してるんじゃね?」

「うん!ちゃんの声はパワフルキュート」

「ボクのイメージにぴったり」

「楽しみだよ。天の初作詞作曲」

「そうだな。まっ、頑張れよ」

「珍しいね。楽が素直に応援するなんて……
大丈夫? 頭でも打った?」

「俺だって素直な時くらいあんだよ」

「へ~……」

「へ~ってなんだよ」

「まあまあ、2人ともそのくらいにしてライブを観ようよ」

「龍って……」

「まともな事しか言わねぇよな」

「……(それのどこが悪いんだよ)」



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