好きになったっていいじゃない【アイナナ】R18*完結*
第2章 リハーサル前
「おはようございます!!」
「OH-!!マイプリンセス……今日もキュートです」
「ナギさんも!今日も安定のイケメンだよね」
黙っていればめっちゃイケメンのナギさん。でもアニメを愛するオタクな部分を持っているんだよね
(私もアニメ好きだから話が合う!)
いつものように軽くハグしてご挨拶。
「マイプリンセス……あなたのボイスはとてもチャーミングです」
「ありがとうね」
(そりゃあ地声じゃないからね。アイドルのくせに地声が低いって致命的だよ)
「まるでここーなのように愛らしいボイスです。ワタシの心……ぎゅっと鷲摑みです」
「恥ずかしくなるからやめて」
「OH!! 照れたあなたはとてもキュートです」
「っ……」
いくらアニオタとはいえ正統派イケメンに褒められたら照れくさいよ。
顔が熱くなってくる。
「コラ!!ナギ!!ちゃんを口説くなよ」
「OH!NO!! ミツキ……口説くなんて不粋なマネはしません。ワタシは真実しか言いません」
「日本語じゃあソレを口説くっていうんだよ」
「ニホンゴ……難しいです」