第1章 「おかえり!」
玄関での対面後、女の子・凛は母に自室へと案内され そのまま荷物を片付けていた。
六つ子たちも自室へと戻り、また輪になって会議をしていた。
お「一松の言ってた通り 本当に従兄妹の凛だったな」
チ「けど父さん“戻ることになった”って言ってたよね?」
一「どういうこと?」
ト「わかんない」
チ「え。トド松 一緒に帰って来たのに聞いてないの?」
ト「うん」
カ「まあ 何にしろ これからは 一つ屋根の下でカラ松girlと(殴」
会議の内容は やはり突然現れた従兄妹の凛のことだった。
一緒に帰ってきたのだから 何か知っているだろうと 尋ねられたトド松も、何も知らないのか きょとんとしている。
カラ松は安定のイタイ発言で 一松に叩き飛ばされた。
ここまで ずっと黙って聞いていた十四松は 少し怒っている様で、俯いてプルプルと震えている。
一「どうした?十四松」
その様子に気づいた一松は 隣の十四松の顔を覗き込む。
十「凛は・・・凛は 僕らの妹だよ!!!」
「「「「「ええええええぇぇぇぇぇぇ??????!!!!!!」」」」」
一松に声をかけられ バッと顔を上げた十四松が叫ぶようにして言った。
その言葉に対し 少しの沈黙の後、息ピッタリに叫ぶ5人。
驚きを隠しきれない様子で 叫んだ後は 放心状態の者も居れば わたわたとする者も。
ト「凛ちゃんが妹?」
一「いや 従兄妹だろ...」
お「いつから妹なの?」
カ「今日からじゃないか?」
チ「え、何?意味分かんないんだけど」
12346「「「「「どういうこと?」」」」」