第1章 「おかえり!」
ト「ただいま〜♪」
ニートたちと同じ顔だけど 少しお洒落な彼は六男・トド松。
良いことでもあったのか ニコニコと嬉しそうに帰ってきた。
それに続くようにして ニートたちの両親も また嬉しそうに帰ってきた。
十「おかえり!トッティ!母さん!父さん!凛!」
バタバタと玄関へ行き、先程とは違い 嬉しそうに出迎える十四松。
母「あら。よく凛がいるって分かったわね」
十「うん!匂いがした!」
ト「何それ。怖っ」
十「えへへ♡」
ト「いや 褒めてないよ。十四松兄さん」
若干 噛み合っていないように思えるやりとりは 日常茶飯事なのか 誰も気にする様子もなく、突っ込んでいたトド松が靴を脱いで家に上がれば、入れ替わりとでもいうように 両親の後ろから女の子が一人 入ってきた。
1234「「「「・・・あ」」」」
その女の子の顔を見た一〜四男は 息ピッタリに声を漏らした。
父「今日から家に戻ることになったんだ。仲良くするんだぞ」
そういって女の子の背中をポンっと叩けば、女の子もニコッと笑い『よろしくお願いします』と挨拶した。