第4章 試験前に…… 弍
二人の優しさに感動していると、谷崎さんが戻ってきた。
「お待たせ。はい、ひなたちゃん」
谷崎さんからほかほかの肉まんを受け取る。
「あっ、谷崎さんお金払います!」
手持ちのお金は少ないけれど、肉まん一つくらいのお金は持っているはず。
そう思い、肩掛け鞄から財布を出そうと漁る。
「あぁ、いいよ。ひなたちゃんあまりお金持ッてないでしょ? 学生さんだし。ボク達からの"試験頑張ってね"の贈り物だと思って、ね?」
「でも……」
「ひなたさん、厚意は素直に受け取っておくべきですわ」
確かに……ナオミさんの言葉にも一理ある。
(ここは甘えちゃおう……。試験に受かってお金が入る様になったら何かお返ししよう)
「お二人共、ありがとうございます」
「いえいえ」
「さぁ、冷めない内に食べてしまいましょう」
「はいっ」
あまり大人数で食事をした事のない私にとって、三人で食べる肉まんはとても美味しく、暖かいものだった。
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好意と厚意。よく間違えます。
ちなみにこの小説のイメージソングとして、深/海の/リト/ルク/ライを上げさせて頂きます。
というか困難を乗り越える感じの内容なら大体合うんじゃないかなぁと……。
最近は雪という単語が入っているボカロ曲を良く聴きます。
VO/iC/E、sou/ndle/ss vo/ice、好き雪/本/気マジ/ック……。季節外れですが…。
最後のは谷崎さんに踊って欲しいですね。
余談ですが、ヒット数が谷崎さんの誕生日0724越えて嬉しいです。
いつもありがとうございます。