第9章 九話
……………。
……今は何時なのだろう。
セックスが終わっても少し休憩してまた再開するセックス。その繰り返し。
行為に没頭して時間なんて気にもとめてなかったが…。
リビングでした後寝室に戻ってそこからずっと身体を重ねての繰り返し。
先生の髪はすっかりと乱れ、メイクも崩れてる。
でもそんなこと気にしないほど麗香さんと俺は行為に夢中になっていた。
「……高木くんって絶倫なのね。」
終わった後、息を整えながら感心したようにそう言う麗香さん。
向きを変え、俺にくっついてくる。
「…若いからかしら。」
ふふっと笑ってキスマークを付けていく。
「……流石に疲れたでしょ?…お腹空かない?」
……そういえば、昼間も食べてなかったな、結局。
麗香さんはベットから降りて、羽織を身につけると部屋を後にした。
身体を起こして時計を見ると夜の19時を指していた。
……もうこんな時間か。
流石に身体がベトベトで気持ちが悪い。
またシャワーを借りることにした。
そしてご飯を済ませたあとはまたお互いが満足するまでセックス。
そしてそれは翌日も。
まさにセックス三昧。麗香さんの家に来てからは裸でいることが多かった。
なぜ飽きないのか疑問だったが。
そんな休みが明けて、学校へ。
まだ麗香さんと交わった余韻がある。
「…遥人くん?どうしたの、ボーッとして。」
美樹が不思議そうにそう尋ねてくる。
「……別に。」
「…あ、今日良かったら勉強一緒にしない?部活終わってからだから遅くなるけど…。」
少し頰を染めて俺の返事を待つ美樹。
「…終わるまで待ってる。」
そう返すと嬉しそうに笑顔になった。