第8章 八話
「…はぁ、んんんっ……ふ、んん…っ!」
夢中で舌を絡ませてくる先生。
キスしながらまだ抜いてないので腰をゆさゆさと動かすと唇を離してまた喘ぎ出す。
先生を押し倒して、正常位で奥をガンガンと突く。
「はあああああん…!そこダメっ、ああああ!気持ちイイ!ああっンハァっ!イッちゃうイッちゃうっ…!」
先生から発せられる濃厚な香りが鼻を擽る。
何度もイッた先生の顔は目がトロントロンになっていて、快感に身を委ねている感じだった。
「…あああっ…もう、はあああっ…気持ち、良すぎ…あああああっ…。」
………。
行為後、ベットに身体を預けて荒い呼吸を整える。
ベット側にある机の上にある、先生と旦那さんだと思われる2人の写真へ目を向けた。仲良さげだ。
「…満たされた?」
「……まあ、それなりに。」
「…そう。良かったわ。」
ふふっと笑って先生は身体を起こした。
「…水飲む?持ってくるわね。」
ベットから降りて羽織りだけ着て先生は部屋を出た。
時計を見ると時間はまだ21時。
ぼうっと天井を見ていると、先生が戻ってきた。
上体を起こして水の入ったコップを受け取る。
喉へひんやりとした水が流れていくのが気持ち良い。
先生もベットに腰を下ろしてコップに口をつける。
「……シャワー浴びる?汗掻いたでしょ?」
「………。」
「…それとも、またする?」
悪戯っぽく笑みを浮かべて身を寄せてきた。
「………俺の、どこが魅力的なんですか?」
…ずっとひっかかってる。体の相性が良いとあの時は言われたが…。
「…まだ気にしてるの?」
すると先生は俺を抱きしめてきた。羽織りだけしか先生は着ていないので、下着を着けてない胸の感触がダイレクトに伝わる。
「……そうね。…一緒にいて落ちつく…かしら。」
「…答えになってません。」
「あら、そう?私にとって高木くんはトクベツなの。」