第4章 四話
ジュルルルルっという卑猥な音が響く。
「…んーーーーっはぁぁっ…!」
舐めるというより、吸うようにして刺激していく。
………。
どれくらい舐めていたのかは分からないが、止めて顔を上げた時、一ノ瀬の顔は少しぐったりしているようだった。
「……ハァ…ん……ハァ。」
一ノ瀬が呼吸を整えているうちにゴムを装着する。
「…挿れるぞ。」
その言葉にコクコクと返事する一ノ瀬。
再び覆い被さって、腰を前に進めた。
ヌチャァァっと音を立てながら入っていく。
「…んっ…ハァァァ…。」
半分まで入った所で止めて、ゆっくりと引く。その動作を数回したあと、今度は根元まで挿入。
濡れすぎているからなのか、もう何回もしているからか、すんなりと入る。
「…ん…動いて…?」
もうクネクネと腰を動かす一ノ瀬。
ゆっくりと腰を動かすと一気に気持ちよさそうな顔になる。
ヌチャヌチャと自身を出し入れする。
「…ハァン…んぁっ…ああ…。」
上の下着も取ってベットの下へと落とす。
腰は動かしたまま更に密着して唇を重ねた。
クチュッチュパっという音を立たせたキス。
その合間に一ノ瀬の甘い声がでる。
口を解放して、腰を早めに動かす。
「…んはぁっ!あっあっあっ…!」
振動により揺れる胸を両手で揉む。
そしてもうビンビンな突起を軽く引っ張る。
「ああっ…!あっあっんっ!」
ここで一旦止めて、抜かないまま一ノ瀬の身体を起こして今度は俺が仰向けになる。
一ノ瀬は早速上で腰を動かす。
そして俺の身体に手を乗せて本格的に早く動かしていく。
「あっあっあっあっ!…はぁっ…あぁっ…あっあん…!」
どんどん動かす腰を激しくしていく一ノ瀬。
…グチュグチュッグチャ
「…あっあぁっああん!…はぁぁっ!あっあっ…イキそ…っああ!んあっ!…あっあっ…いっ…クゥゥゥっ…!」
背中を反らせて絶頂した。
そしてぐったりと俺の身体に倒れてきた一ノ瀬。柔らかい胸がムニュっと押しつぶされる感触が伝わる。
荒い息を整えた一ノ瀬が顔を上げて俺を見つめてくる。
…察した俺は目を閉じた。
また始まるディープキス。
………。
その日、お互いにぐったりとなるまでセックスを続けた。終わるとまだ帰したくないのか横になったまま俺に密着する一ノ瀬。
俺は怠い身体をベットへ預け目を閉じた。