第2章 日常
ツクヨミ「お二人共。男性なら女性の顔や身体に目が行くのは仕方のない事かもしれませんが、この事が奥方様達の耳に入れば大変ですよ?もう少し自重なさらなくては」
ゼウス・オシリス「「ハイ……」」(汗
アマテラス「デメテル様達も落ち着いて下さい。殿方が女性と戯れるのはいつの時代もある事です。ここは寛容な心で許して差し上げましょう?」
デメテル「けどアマテラス、あいつ等のは度が過ぎるよ!!」
アテネ「そうだそうだ!ヘラ母様がおっしゃっていた!『あの男は神々1の女好き』だと!!」
セル「イシス様に進言しなくては。『あの男とは離縁するべきです』と……」(怒
アマテラス「まぁまぁ。肉体関係は無いようですし、ゼウス様も最近は火遊びも減っているようなのでもう暫く様子を見ましょう?オシリス様も口ではあの様におっしゃっていますが、実際にイシス様以外の女性に手を出した事は一度もありませんし、話す事の内容もイシス様のお話ばかりではないですか。イシス様を心より愛していらっしゃる証拠ですよ。それに現代ではあの様な会話を日常的に行っているらしいではありませんか。アレが現代では普通の事なのですよ」
アテネ「あぁ、『ぼーいずとーく』とか言う男達が話に花を咲かせるアレか?」
アマテラス「そう、ソレです!ですから、あれくらいの会話なら大目に見てあげましょう?」
デメテル「う〜ん、そうだねぇ…」
アテネ「ヘラ母様がおっしゃっていた。『男の火遊びを許すのも女の務め』だと……」
セル「そうですね…私達も少しムキになり過ぎました……」
アマテラスに宥められ落ち着いた3人。
ツクヨミ「流石姉上、お見事です」
アマテラス「フフッ、ありがとう」
実姉の巧みな話術に賛美の言葉を贈るツクヨミにアマテラスはニッコリと笑顔を返した。