Volleyball Boys 《ハイキュー!!》
第10章 ★アナタとワタシ《影山 飛雄》
【影山 side】
ただ、己の欲望の為だけに彼女を抱く。
ズンズンと俺が奥を突けば、その分だけ上がる嬌声。流れる涙もそのままに、狂った獣のように自身をぶつける。
『あっ、あん、とびっ、おっ…ひゃあっ!』
「スゲ、きもち…海宙、海宙っ」
彼女のイイトコロを掠めれば、今までよりも大きく声が上がる。そこを何度も攻めれば、中がキュウッと締まるのを感じた。
何度も達したその身体は、快楽を、イくことを求めているようだった。どれだけイっても彼女は俺を締め付け、精を求める。
『んぁっ、とびおっ、らめ、イっちゃう!』
「俺もっ、マジで出る…ナカに、出すっ!」
『ふぇっ、中はらめっ、らめえぇぇえっ!』
空気をも止め、喘ぎながらも彼女は懇願した。お願いだから、ナカには出さないでと。
でも俺は律動を止めなかった。
だってナカに出さないと、
俺のモノだってことにならないだろ?
『あっあぁ、イくっ、イくうぅぅうっ!』
「海宙っ出すぞ…っあぁ!」
びゅくっびゅる、と俺は彼女の中に欲望の塊を射精した。出したことで萎えたそれを、ずるりと引き抜く。
こぽ、と。
放たれた白濁がこぼれた。
嗚咽を漏らす彼女を見下ろして、俺は征服したという達成感に身を焦がしていた。
これでようやく
俺のモノに―――